活動レポート
ACTIVITY REPORT
House de Organic 11月研修
2025.11.15お知らせえびすや(株)
11月の定例会は、神奈川県の川崎市商工会議所で行いました。

午前中はいつも通り各社の近況を報告しました。
報告の中では、金融機関による住宅ローンの審査の厳しさや実行のタイミングの違いについてのお話や、「愛猫家住宅コーディネーター」なる資格についてのお話などがありました。この定例会では全国のメンバーの様々な事例を知ることができるので、とても勉強になります。
午後は、前半は各社がお施主様に対してどのように契約や工事などの内容説明を行っているかを、書式を持ち寄って話し合いました。どのように説明をすれば誤解やトラブルなくお施主様に伝えられるのか、各社がそれぞれに考えて作成している書類を共有しました。

午後の後半は、国立研究開発法人 建築研究所の三浦尚志氏がメイン講師でお話されました。
主なトピックは、エアコンの仕組みと除湿性能の関連について。
年々エアコンは高効率化してきていますが、そのせいで除湿機能が損なわれているという実態をご説明頂きました。
また、高断熱化が進む住宅においての空調のあり方や、これから来るであろう問題についての議論をし、快適な室内温度には空調機器と日射遮蔽の両立が大事で、更にはそれを公的な評価方法に柔軟性をもって落とし込む必要があるとのお話を頂きました。
床暖房の話もありました。
ZEH制度との兼ね合いからマンションにおける給湯方法が電化されることで、マンションでの床暖房の採用が少なくなるのではないかとの意見や、それでもマンションはラグジュアリーでなければ売れないという「マンション神話」の話もあり、住宅の種類によって様々な有り様があるのだと勉強になりました。
三浦氏には、お忙しい中貴重なお時間を頂き感謝申し上げます。

