活動レポート
ACTIVITY REPORT
2025年2月ハウスデオーガニック定例会
2025.04.07お知らせ(株)YuRi建築設計舎
2025年2月12日 ハウスデオーガニック定例会で一般社団法人空気環境改善研究所
石坂 閣啓氏の講演をお聞きしました。
テ-マは「空気の見える化で客観的に健康を訴求するために」です。
私たち建築に携わる者にとってシックハウス問題は身近なものではありますが、
普段何となくF☆☆☆☆使用しているから大丈夫とか
自然素材を使っているから大丈夫と思いがちです。
今回のお話を聞いて、その有害物質の種類の多さと
汚染空気と言われる中の化学物質の少なさにびっくりしました。
特に印象に残っているのは
「あの広い東京ドームに風船10個分の有害物質が含まれている状態が汚染空気」だという事です。
住宅の高気密高断熱化が進むにつれ、ますますシックハウス問題が増えていく事になる可能性があります。
私たちは耐震等級3だからとか、断熱性能が○○だからとか、
気密性能が○○だからとかお客様に伝えていますが、
空気質が○○だからとは説明をした事がありませんでした。
「目に見えない室内空気中の化学物質を見える化しよう」と考えられたのが
今回お聞きした「エアみる法」と言うものらしいです。
詳しい測定方法等は省きますが簡単に言うと室内空気質を数値化して解析するというものです。
今回の講演を聞いてこれからの家づくりにおいて住宅性能と空気質の良い事は
切っても切れない関係だと思いましたし、住宅業界の市場が縮小していくと言われてる中で、
高性能住宅+空気の見える化は一つの差別化の武器になる可能性があると思いました。
また、こうした講演で学んだ事を建築の専門家として仕事に活かすのはもちろん、
一般のお客様にきちんと伝えなければとも思いました。