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活動レポート

ACTIVITY REPORT

2024年 1月研修

2024.07.01お知らせ(株)ファブワークス

1月に開催されたHouse de Organic研修。

今回は長野市で2日間にわたり開催され、1日目は長野県庁の建築課、新建ハウジングさんにて研修し、2日目は木下建工さんの社屋、新津組さん施工の住宅を見学させて頂く充実した研修となりました。

 

□長野県庁 建築課

長野県庁では建築課の山田さんから、『信州健康ゼロエネ住宅』や長野県での『ゼロカーボン宣言』の取り組みについてお話を伺いました。

東京都でも東京ゼロエミ住宅導入促進事業という、住宅の新築やリフォーム向けの家庭に於けるエネルギーの低減を推進する助成制度があり住宅の性能向上の普及の後押しとなっています。

住宅の性能については、まだまだ消費者の認知が不足しているように思えますので、こうした取り組みを行政が積極的に行い一般消費者に広く伝える事の重要性を改めて感じました。

 

□新建ハウジング

工務店のための専門メディアである新建ハウジングさんでは、社長の三浦さんより住宅市場の現状やこれからについてお話を伺いました。

持家の市場は確実に減少していくことが予想されていますので、我々のような小規模工務店や設計事務所が生き残っていくためにはどのような特色を出していくか、あるいはどのような家づくりをしていくか、そしてそれが市場に受け入れられるかという内容です。

House de Organicのメンバーは皆さん意匠、性能ともに日本でもトップレベルの家づくりをされていますが、危機感も感じましたし持続可能な組織を運営することを目指す上で、非常に意義のあるセッションでした。

 

□木下建工さん社屋見学

2日目は長野市から佐久市に移動し、パッシブハウスのLow Energy Buildingの認定を取得している木下建工さんの社屋を見学させて頂きました。

会社が寒すぎて暖かい社屋を作りたいと、新社屋の計画をスタートした常務の木下さんはお施主様でありながら自らパッシブハウスジャパンの賛助会員となり、建物燃費ナビを駆使してしまう強者です。現在に至っては、北陸支部のサブリーダーを務めるほどです。

本来であれば多くのエネルギーを必要とする非住宅の建物で、計画時から綿密なエネルギーシュミレーションをすることで最小のエネルギーで快適なオフィスとなっているようでした。

性能はもちろん、意匠も外観内観ともに素晴らしい建物です。

こんな素晴らしいオフィスで働けることは幸せですし、このような非住宅の建物も省エネルギー化が進むことを願います。

 

□新津組さん住宅見学

2日目2件目は同じく佐久市内の建設会社である新津組さんの手がけたパッシブハウス認定予定の住宅を見学させて頂きました。

非常に意匠性の高いデザインで、メインの建物にエントランス部分と室内廊下で接続した和室から構成された建物となっており、省エネルギー性と意匠を高いレベルで融合してしました。

室内もダイナミックな吹抜け空間を有しており、南面に配置された窓から多くの日射を取得しているようでした。

やはり建築は意匠も重要で、デザインによって与えられる感動も大きいです。

  

 

○今回も大変貴重なお話をお聞きすることが出来、素晴らしい建物を見学させて頂き非常に意義のある定例会となりました。

 

 

 

 

 

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